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今日の「ほぼ日」でイトイさんが触れておられたので、
私もこの映画のことを書いてみようと思います。
 
私が観に行ったのは昨年の9月のこと。
1週間限定再上映の最終日に何気なく行ってみたのですが
30分前に到着したにも関わらず、映画館の外まではみ出すほどの大行列!
ほえー小栗旬人気ってここまでスゴイの?とか思って勢いで並んだんだけど
観終わった時は「ああ、この人気はクチコミとリピーターかもな」と思いました。
そのくらい、これはホントにすごく面白かったんです☆
(その割にはブログの記事にする機会を逸していたのですが・・・)
私の中では昨年のナンバーワンかも。

T0005259.jpg

あらすじ:
売れないグラビアアイドル・如月ミキが自殺して1年、
彼女のファンサイトの常連である5人の男
(小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之)が追悼会に集まる。
お宝自慢や思い出話で大いに盛り上がるはずだったが、
「彼女は殺された」という言葉を引き金に、事態は思わぬ展開を見せ始め・・・。


この映画はに5人の男しか出てきません。
如月ミキちゃんは回想シーンに出てくるけど、
始めから終わりまで、一室に集まった5人の会話のみによって展開されるという
ワンシチュエーションドラマ(密室会話劇)。
何でもないような会話にこれでもかと伏線が盛り込まれていて、
観客である私たちは、5人よりもほんのちょっと先に展開が読めるという仕掛け。
その「笑える」タイミングさえもすべて計算されているのが、実にお見事なのです!
局面が変わるたびに5人の立ち位置(優位さ)が変わっていく面白さも絶妙で、
中でも香川照之の弾けっぷりはやっぱりダントツに良かったです。

密室の閉鎖感、そこで完結するドタバタ具合、台詞のたたみ掛け方・・・
これは映画より舞台向きじゃないかと思ったら
なるほどそっちが先だったみたいです。舞台でも見てみたいなぁ。

個人的には、すべての謎が解けた後のラストがなんかとってつけた感じで
そこだけイマイチ気に入らなくて、でもうまく説明できなかったんだけど
イトイさんがいいことを書いてらっしゃいます。(すみません!引用します)

>もちろん、この映画にも「好まれない理由」もあってさ、
>それはおそらく、「もののあはれ」が、ないことかもね。
>そういう「情」みたいなものを無視して映画をつくると、
>逆にこういうおもしろさを得られるんだよ、
>というようなつくり方になっている‥‥んじゃないかな。


そうそうそう、そうなんですよ!
「情」を無視して突っ切っちゃてるところがこの映画の面白さなんですよ。
それでも5人の如月ミキへの「愛」はじゅうぶん伝わってくるんだから、
ラストはあえて付け足さなくても良かったのではないか、と思ったんですよね。
(まあまあ、この辺りは見てみてください)

あと最近よく思うことなんですが、映画にしても本にしてもそうなんだけど
「泣けたか」「感動したか」もしくは「為になったか」「後に何かが残るか」
っていうポイントでしか作品が評価されにくくなってるような気がするんです。
でもそれって、一歩間違うと作ってる側の押し付けに感じちゃうことも多い。
この映画は上の問いだと全部「NO」なんだけど、
でも、「面白かったか」と問われれば間違いなく「YES!」と答えられる。
すごくシンプルですけど、そこが新鮮だなーと思いました。

確かちょうど今月からDVDレンタル開始になってるんですよー。
まだ観ていない方は是非この機会にどうぞ!
私ももう1回家で観て、わし男と一緒に笑おうかなと思っています。
  

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

先日、映画館で「ゲキ×シネ」版 『朧の森に棲む鬼』 を観てきました。

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出演:市川染五郎/阿部サダヲ/秋山菜津子/真木よう子/高田聖子/古田新太 

舞台作品を映像化して映画館で上映するという試み、それが「ゲキ×シネ」。 
この『朧の森に棲む鬼』という作品は、劇団☆新感線が今年のはじめに上演したお芝居で、
実際に劇場の舞台上を撮影し、それを編集したものです。

私は今回この作品では初めて「ゲキ×シネ」なるものを知ったのですが、
いやーーーもうとにかく凄かった!
ただ、撮影された舞台の上の演技を映画館で観ているだけなのに、
自分がどこにいるのか分からなくなるくらいの臨場感がありました。
ライブの感覚が生まれるように、巧みに計算した上で撮影と編集がなされているように感じました。
舞台上に引き込まれる時間とフっと解放される瞬間のバランスが心地良かった!!

もしお近くの映画館で上映されているなら、
それはラッキーです!
今すぐに観に行ってください!!

と、大声で勧めたくなるほど、良かったです(笑) 
脚本も演出も役者さんの演技や動きも、本当にもう素晴らしいの一言。

特に、劇場の客席からだとなかなか見えないような
役者さんの細かい表情までアップでしっかり分かるのは、
逆に映像ならではの利点だと思います。

※続きは内容に触れますので、興味のある方だけどうぞ。
 
テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

テーマや雰囲気はまったく違いますが
最近観た2本の映画が両方とも良かったのでご紹介。

まずは『アヒルと鴨のコインロッカー』。(公式HPは
コチラ
私がいちばん好きな作家の1人、伊坂幸太郎さんの同名小説が原作です。

20070830175359.jpg

ストーリー:
大学入学のため仙台に引っ越してきた椎名(濱田岳)は、 
河崎と名乗る奇妙な男性(瑛太)に出会う。
河崎は、同じアパートに住む孤独なブータン人留学生に広辞苑を贈るため、
「一緒に本屋を襲わないか?」と奇妙な計画を持ちかける。
そんな話に乗る気などなかった椎名だったが、
モデルガンを片手に本屋の裏口に立ち、ボブ・ディランを唄いながら見張りをするハメになり・・・。


なぜ広辞苑?買うのではなく襲撃?なぜ裏口でディラン?
一見すると何の関連もない突拍子もない謎が、後半一気にスルスルと繋がっていきます。
原作を読んでない人はそのパズルを純粋に楽しめると思うし、
既読の人もこのストーリー最大の仕掛けをこう映像化したのか・・・という見方ができる仕上がり。
そしてタイトルの「アヒルと鴨」。実はこの言葉にもすごく深い意味があります。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、瑛太くんの台詞回しと目線がポイントです。

キャスティングがこれまた良くて
まず、椎名役の濱田岳くん。金八先生の頃から好きだったんですけど
ボーっとしてるようだけど意外に思い切りがあってまじめで心優しい椎名を好演してました。 
そして、何を隠そうかなり瑛太ファンの私。
序盤の見るからに怪しい雰囲気と後半とのギャップ、彼以外には思いつかないくらい良かったです。
あと、松田龍平くんがちょっとの出番でいいところしっかり持っていくあたりさすがでした(笑)

映画館を出て歩き出すと自然にボブ・ディランの「風に吹かれて」を口ずさみたくなります。
大きく感情が揺さぶられるというよりも、後からじわじわ~と切なくなる不思議な映画でした。

   *   *   *   *   *

そして2本目のオススメは『夕凪の街 桜の国』。(公式HPはコチラ

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ストーリー:
昭和33年、原爆投下から13年後の広島。
皆実(麻生久美子)は同僚の打越(吉沢悠)から求愛されるが、
彼女は被爆した心の傷と、自分が生き残った罪悪感に苦しんでいた。
やがて、皆実に原爆症の症状が現れ始める―。
そしてその半世紀後、東京で暮らす皆実の弟・旭(堺正章)は家族に黙って広島へ向う。
父を心配した娘の七波(田中麗奈)は、広島で後を追ううちに家族のルーツを見つめ直す。
 

原爆の罪。それは、一瞬にして多くの生命を犠牲にしたことだけでは済まない。
一命を取り留めた人々もまた、身近な人の死に対する懺悔を一生抱え、
10年、20年、いやそれ以上の月日が経ってもなお
容赦なく追いかけてくる原爆症の恐怖に怯え続ければならなかった。
そして、核根絶や永久平和を訴えている日本人が、
いざ結婚問題となると被爆二世の人を差別するという矛盾も根強くあるのです。

誰かが誰かの分まで幸せになる―なんて
そんな台詞、今まではただのまやかしだと思ってきたけど、
でも本当にそう思って生きることの大切さってあるんだなと初めてしっかり思えました。
こんなに泣いたのは久しぶりだったかも。(隣のわし男も号泣でした)
原爆を題材にした反戦反核を訴える映画は数多く存在しますが、
投下直前から直後の悲惨な描写が殆どないという点でもこの作品は一線を画しています。
戦争映画は苦手、という方にも是非観てほしいです。

「ヒロシマ」あるいは「ナガサキ」について
今の日本には(私も含めて)毎年8月6日~15日くらいにしか思いを馳せない人も多いと思うけど
(それどころか、8月6日がどんな意味を持つ日かさえ知らない人もいるのかもしれないけど)
あの日に傷を負った人々、そしてその連鎖を抱える人々が
今も一生懸命、ごく普通の日常を過ごしているんだってこと。過去のことじゃないんだってこと。
重い話ではあるけれど、それを深刻になりすぎずに伝えてくれます。
この事実を知るだけでもこの映画を見る価値はあると私は思いました。
  

月曜日、珍しく夫婦2人で意見が合致して
映画『それでもボクはやってない』を観てきました!

あらすじ&感想

「やってない」無実の人が、やってもないのに罰せられること。それが冤罪。 
痴漢という卑劣な犯罪の嫌疑をかけられてしまった主人公を通して
冤罪事件ってなんだ、裁判ってなんだ、というテーマに正面から向き合っている映画でした。
2時間半近い時間がアっという間に感じるほど、素晴らしい展開と構成にもただただ拍手。

   
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私たち観客は “主人公は「やってない」” という前提で映画を観始めます。
が、あれよあれよという間に主人公は警察へ出頭を余儀なくされ、
刑事から取り調べを受け、留置所に入れられ、弁護士と向き合い、検事に尋問される。
ここまでが本当にアっという間でぐいぐい引き込まれます。
主人公を演じる加瀬亮さんがいい味なんですよ~。(かなり私のタイプ
事件に巻き込まれ翻弄される、どこにでもいそうな青年の演じ方が抜群デス!

認めれば不起訴、罰金さえ払えばすぐに出られる、裁判をしても勝てる保証はない・・・
刑事に検事に弁護士に何と言われようとも、「ボクはやってない」と言い続ける主人公。
そして起訴され、裁判が始まる。
ここで、裁判なんて無縁の世界に生きてきた主人公の母(もたいまさこ)と友達(山本耕史)が登場。
(お2人ともさすがの存在感でした!)
私たち観客も置いていかれることなく、2人と同じ目線で、ひとりの関係者の面持ちで
裁判をが何たるかを学び、見守ることができます。いわば、主人公の味方です。

  ※途中の経過は、ちょっとネタバレとなりますので
   子ブログ 『ぴのこのBOOK備忘録』 http://pinokoko.blog82.fc2.com/
   にて掲載します。
   興味のある方は是非ご覧くださいませ☆


そしてラスト。判決を聞いた主人公の言葉がこうです。(正確ではないですが・・・)

今ここ(裁判所)にいる人間の中で、本当のことを知っているのはボクだけだ。
裁判官も誰も、知らない。
ボクがやってないことを知っているのはボクだけだ。


どんなに司法制度に詳しい人が弁護してくれようとも、
判例や訴状を読みほぐした人が裁こうとしても、
真実を知るのは当事者ただ1人。(場合によっては複数だけど)
自分を守るのは最後まで自分しかいない、それしか言えない。
だから、真実を知る術のない第三者ばかりが議論しあう法廷は、
必ずしも真実をあぶり出して確定する場とはなり得ない。
裁判というものが、ただ過去(前例)を振り返って
犯したであろう罪に対する罰を量って言い渡すだけの場になりはしないか―。
そんな危惧をはらんでいることに改めて気付かされた映画でした。

また、今回のテーマである痴漢に限らず、
冤罪はどうしようもない問題ではなくて
間違いに気づいた瞬間に、それを即座にやり直すことができたり、
間違いを発見しやすいようなシステムさえあれば、
冤罪で苦しむ人は減る。(周防監督談)
誰の身にも起き得る問題であることも含めて、やるせない気持ちになりました。

こうやって書くと社会派作品のようですが、
キャストも脚本もしっかり魅せてくれ、エンターテイメント性も十分!
2時間半近く、まったく飽きませんでした。オススメです
 
 

土日はずっと姪っ子のお守りで振り回されてました、ぴのままです

話をちょいと金曜に戻しまして。
午後から休暇を取ってショッピング&映画を楽しんできました♪
(買ったモノはすごーくお気に入りなので
 後日の記事に改めて載せマス☆)

さて映画はこちら。
オダギリジョー・香川照之主演 『ゆれる』 です。

20060908213126.jpg

ストーリー:
東京で写真家とし成功し、華やかな生活を送る猛(オダギリジョー)。
母の一周忌で久々に帰郷した彼は、
父(伊武雅刀)と共にガソリンスタンドを経営する兄・稔(香川照之)と再会する。
翌日、兄弟は稔と共にガソリンスタンドで働く幼なじみの智恵子(真木よう子)と
3人で近くの渓谷に足をのばす。懐かしい場所にはしゃぐ稔。
しかし稔のいない所で、猛と一緒に東京へ行きたいと言い出す智恵子。
猛は智恵子の話をかわすために、1人その場を離れる。
ところが、川に架かる細い吊り橋で、智恵子が眼下の渓流へと落下してしまう。
その時、そばにいたのは稔ひとりだった。
事故か、事件か、やがて裁判が始まる。
その過程で稔は意外な一面を覗かせる。
一方、一部始終を目撃していた猛も激しく揺れ動く―。


開演20分前に映画館に着いたのだけれど、
公開して最初のレディースデーだったせいかものすごい混雑。
立ち見券すらSOLD OUTでした!
そのため、次の回の整理券を早々にゲットし
とってもいい席で観ることができました☆

で、感想。
凄いです。
最初のシーンからエンドロールまで、
全編にわたり、あまりにも自然で無駄のないセリフと展開に
2時間まったく途切れることなく惹き付けられました。
と同時に、セリフのニュアンスをダイレクトに噛み締められる、
邦画ならではの良さを堪能しました。

2人の間の確執・・・とも違う、んーーー何と言うか
疑う、誤魔化す、詰め寄る、そらす・・・そういった駆け引きに垣間見える
まさに「ゆれる」心理描写をいったりきたりする緊迫感。

感想を書きたい場面はたくさんあるのですが、
私の表現力ではとても表現できそうにない・・・。
そのくらい秀逸で力のある作品です。

あと、これだけは断言。
オダギリジョーがとにかくカッコいい!!
何着てようが、どこに居ようが、佇むだけでセクシー、みたいな。
もう反則デス。

※以下、ネタバレありで感想を書いてマス。ご注意を!
 
テーマ:日本映画 - ジャンル:映画



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