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先日、映画館で「ゲキ×シネ」版 『朧の森に棲む鬼』 を観てきました。

20071026174318.jpg
出演:市川染五郎/阿部サダヲ/秋山菜津子/真木よう子/高田聖子/古田新太 

舞台作品を映像化して映画館で上映するという試み、それが「ゲキ×シネ」。 
この『朧の森に棲む鬼』という作品は、劇団☆新感線が今年のはじめに上演したお芝居で、
実際に劇場の舞台上を撮影し、それを編集したものです。

私は今回この作品では初めて「ゲキ×シネ」なるものを知ったのですが、
いやーーーもうとにかく凄かった!
ただ、撮影された舞台の上の演技を映画館で観ているだけなのに、
自分がどこにいるのか分からなくなるくらいの臨場感がありました。
ライブの感覚が生まれるように、巧みに計算した上で撮影と編集がなされているように感じました。
舞台上に引き込まれる時間とフっと解放される瞬間のバランスが心地良かった!!

もしお近くの映画館で上映されているなら、
それはラッキーです!
今すぐに観に行ってください!!

と、大声で勧めたくなるほど、良かったです(笑) 
脚本も演出も役者さんの演技や動きも、本当にもう素晴らしいの一言。

特に、劇場の客席からだとなかなか見えないような
役者さんの細かい表情までアップでしっかり分かるのは、
逆に映像ならではの利点だと思います。

※続きは内容に触れますので、興味のある方だけどうぞ。
 
さすがに新感線の舞台ですから、セットも豪華だし、とにかく大迫力!
舞台の上で雨が降り、滝が流れるんですからビックリです。
冒頭から、歌ありダンスあり殺陣ありで、活劇としてのパワーもすごい!
シナリオも最初から最後までピリっとしていて破綻することなく、
ひとりひとりの台詞にきちんと説得力がある。 
高田聖子古田新太といった劇団の看板俳優たちも舞台を引き締め
笑わせてくれる部分もしっかりあって、最高でした。
(ちなみに、古田新太さんは我が夫・わし男ちゃんに似ています・・・笑)

そして笑わせると言えば、阿部サダヲさん! 
今回は、主人公・ライ(市川染五郎さん)の舎弟・キンタという、
おバカだけど憎めない役どころだったのですが
舞台の上を縦横無尽に駆け回る動きと、クルクル変わる表情がなんとも愛らしく(笑)
あの独特の台詞回しでガッチリ客席の笑いをもっていってました。
私も何度、声を上げて笑ったことか!
後半、物語が佳境に入ってからは一転してシリアスな演技が続くことになるんですが
そのギャップもすごく良かったです。

女性陣も素敵。
特に女将軍役の秋山菜津子さんの凛々しいこと☆
真木よう子さんも綺麗でしたけど(顔小さっ!)
舞台に映える動き(ダイナミックさやキレ味)という点では秋山さんが抜きん出ていた気がします。
ライに心を揺さぶられる1人の女性としての姿も色っぽかったです。 

しかしまあ何と言ってもこの作品は、市川染五郎の素晴らしさに尽きます。
人を騙し、嘘を塗り固めて段々とのし上がっていく主人公・ライを
時の経過とともに目つきや声色に変化をつけて演じ分け、
狂気のなかに匂い立つ色気にゾクゾクしてしまいました~。特に後半がいい。
本当に最後まで「悪」なんですよ。
しかも、ギラギラした胡散臭い悪じゃなくて、表面上は飄々としていて
意地とか見栄とか自身の快楽とかに溺れているうちにずぶずぶと、というような。
一瞬の油断と、自分の嘘から出た真実に最後は足をすくわれる・・・その姿も壮絶でした。
私、歌舞伎も見たことなく、テレビドラマなんかで時々見る染五郎さんには
まったく魅力を感じてなかったのですが(ファンの方、すみません)今回完全にヤられました。
特に、立ち回りの華麗さ、花道での見得なんかはお見事 の一言です。

  *   *   *

最後に、「ゲキ×シネ」についてもう少し。
演劇(舞台)の公演って、ものすごく首都圏に集中してるんですよね。地域格差ありまくり(涙)
名古屋・大阪公演はあっても、それ以外の地方ではまったくやらない場合も多い。
しかも、新感線のような人気劇団だとアっという間にチケットは売り切れるし、
だいたいチケットを取ってでも観ようとするファン以外には敷居が高いですよね。
だから、地方に住んでなかなか観に行けない演劇ファンも、
元々舞台に興味のなかった人も
近くの映画館にフラリと行って、気軽に舞台を観られるってすごくいいことだと思うのです。

と、ここまで良いことづくめで書いてまいりましたが、
実はこの作品、料金が2500円です。(前売りなら2000円)
「映画」としては高いですよねぇ。  
私も「こんなに高い映画、誰も見ないよー」と最初は思ってました。
でも「舞台」として考えるなら、この価格では絶対観れないんですよ。
そう考えれば、お得だと思うのですが一般的にはいかがなものだろうか・・・。
1800円に足並みを揃えられたら、ますます裾野が広がると思うんですけども。

いやぁそれにしても、新感線。ハマってしまいそうな予感です。
これからは大阪までなら通うぜ!と思いましたもの。
あ・・・これこそが「ゲキ×シネ」の狙いなんでしょうね。思うツボだわ(笑)
  
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画




池田成志さん、橋本さとしさんが大好きな私達親子。そうした中で、劇団☆新感線にも興味を持ち「メタルマクベス」を観に行ったのですが、役者の「熱さ」、舞台セット、照明、どれをとっても刺激的で圧倒されました。そう言えば、その舞台上でも映像を駆使してたような気がします。
だけど、何だか「ゲキ×シネ」には違和感があって、「SHIROH」が上映されているときも、「行く価値あるのかな??」と思っていたので、ぴのままさんの記事を読んで、かなり興味が湧いて来ました。
旦那様、古田新太さんに似てるの?いいな(爆)好きですよ~♪特に、私より娘の方が(笑)。
ぴのままさんは、『ホレゆけ!スタア大作戦』って番組知ってます?興味があるんだけど、私、未見なんです。もし知ってたら、どんな感じか教えてくださいね!



【2007/10/28 18:48】 URL | Ayabu #-[ 編集]
劇団新幹線、名前は知っていますし、古田新太さんも知ってるんですが、舞台は見たことがないんです。。。
舞台自体、宝塚と劇団四季しかなくて。行く機会がないんですよ(>_<)
連れてって下さい(笑)
【2007/10/29 00:10】 URL | ざっきー #-[ 編集]
お返事が遅くなって申し訳ありません!!

★Ayabuさん
キャーーー!「メタルマクベス」といえば内野さんですねv-238
観たい・・・今からでも観たくて、DVDに手を出そうか迷っているほどです(笑)
それを生でご覧になったなんて、いいなぁいいなぁ!!
ゲキ×シネについては、私も観に行くまでは半信半疑でしたが、
映像もキレイだ迫力もあるし、すごく満足でした☆
でも、Ayabuさんは舞台に対して目が肥えてらっしゃるでしょうから
私とは感じ方が違うかもしれないですねー。
もしご覧になられたら、感想を教えてくださいね。
『ホレゆけ!スタア大作戦』は存じませんでしたー!深夜番組なのですね。
調べたら広島でもオンエアしてるみたいなので、チェックしてみます。
それにしてもこの番組の古田さん・・・すごそう(笑)

★ざっきーさん
新感線、私も今回が初めてだったんです。いやー参りましたわ!
大阪は結構定期的に公演があるみたいですよ。
次回作から私もせっせと大阪まで足を運ぶ決意であります(笑)
そうそう、宝塚も来年はラインナップが魅力的なんですよー。
来年は観劇で(というか交通費で)かなり散財しそうな予感・・・。
大阪にお住まいのざっきーさんが羨ましいです。
【2007/10/30 23:20】 URL | ぴのまま → 皆様 #dzO3f8cA[ 編集]
こんにちは。
いつぞや、『ほぼ日』のエントリーにコメントさせて頂いたマメです。
その後もちょこちょこ読み逃げさせて頂いてました(笑)

私も『朧~』観に行ったんです~。
ぴのままさんの感想に「そうそう!」と思いつつ、思わずコメント
しちゃいました。私もブログに感想書いてますv-265

今さらですが、ぴのままさんのブログ楽しいので、差し支えなければ
当方のブログにリンクを張らせてもらえないでしょうかv-236
宜しくお願い致しますm(__)m
【2007/11/06 17:16】 URL | マメ #-[ 編集]
マメさんへ♪
ご無沙汰しております!
キャーー!こんなブログを引き続き読んでてくださったなんて
本当にありがとうございます。嬉しいです♪
マメさんの書かれた『朧~』の感想もさっき拝読しました。
いろんな視点でじっくり書かれてますねー。参考になりました☆
リンクの件はもちろんOKです!光栄です!!
私もリンクを張らせてもらいますので、今後ともお付き合い宜しくお願いしますv-238
【2007/11/06 17:59】 URL | ぴのまま → マメさん #dzO3f8cA[ 編集]














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